nostalgic-showa’s blog

ノスタルジックの世界へ

5台目!”最高”のレストア車

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ある時・・・
また!カーマガジンを見ていると
湘南にあるショップで”オースチン・ヒーレー・スプライト Mk1”が売りに出ていた
ミニと同じAタイプのエンジンを積むオープンカーで通称”カニ目”
(古いMG?の方が相応しいと思うのだが・・・!?)と呼ばれていて
 
 『そのあどけないスタイルとコンパクトなスタイルが良かった!!』

フェスティバルなどで見かけているうちに”ヒーレーが欲しくなってきて”
それが手の届く金額で売りに出ていた事に気付き
見に行かずにはいられなかった

その店はアメ車も取り扱っていて
古い”フリート”などもあった
奥の屋根がある所に”黄色いヒーレー”があった
店の人に事情を聞くと”すでに!売れてしまった!”とのこと

作業場にはこれから塗装を行なおうとするヒーレーが・・・
これはお客さんの預かりモノらしい

ふと!奥に並べてある車を見ると・・・フェスタイエローのミニだった

 『MK1だぁ!』

それも・・・同じ!モーリス・ミニ・マイナー!
しかも!エンブレムの上にもう一つエンブレムが・・・

 『DOWNTON?? まさか。。。』

名前だけは!聞いたことがあったが・・・

エンジンを見てもヘッドカバーに”ダウントン”と・・・

SUツインキャブにLCB・・・RC40のストレートマフラーらしきものが入っている

 『これ!現地モノのレストア車で前輪も10インチのディスクが入ってるんだ』

エンジンヘッドも変わっているらしい

 ”心が揺らいだ。。。”

その向こう側にもう一台”珍しい車が!!”

 ”ウエストフィールドのロータス11”

 『これもなかなか!いい!!』

ミニは200万で!イレブンは250万でいい!っと伝えられ
今のミニを100万で下取りしてくれるっと言うものだった

 ”金の工面とどちらにするか・・・!”
 ”ミニとイレブン!どちらにするか?”・・・悩んだ!

金の工面は何とかした!
車はやはり・・・実用性を考えて屋根付きのミニにする事にした
もちろん!次の週には注文


しばらく納車まで時間はかかったが
”ワクワク”しながら・・・その時を待った

いよいよ納車
しばらくはナラシ運転が必要と言うことで
余り飛ばせなかったが

 『キャブの吸気音!太いマフラーの音!レスポンス!力強い動力性能!』

 『これは只者じゃぁ~ない!!』

エンジンも”998cc”っと言うことだった・・・
850ccとはまったく違うモノだ

後に!友人の近代ミニ1000ccとシグナルGPやった時に
軽く勝利をおさめたから・・・間違いはなさそうだった



それからしばらくは・・・
素晴らしい”ヒツジの皮を被った狼”を堪能していた

しかし!ある時から気になる個所が発生してきていた
それは!クラッチをつなぐ時に現れるガタツキであった
そのショックは次第に大きくなりつつあった


知合った友人にも相談したが
前にお世話になったショップに
熟練メカニックに会いに行き相談にのってもらった

ドライブシャフトにガタツキがあり!それを直さないとダメだろう
直すためには・・・エンジンを下ろさなければならず
それだけで10万!後は部品加工賃が掛かると言うものだった

 『自分でやれば!10万浮く?』

 『これだから!貧乏人は・・・金のかかる旧車に乗ってはいけない!!』
 『車は買えても・・・維持ができない!!』

っと!ツクヅク実感して・・・情けなく思えたが

 『そうだ・・・・やろう!やってみよう!!』
 『どうせ!人間に出来ることなんだから・・・やれば!出来る』

・・・っと!プラス志向で考え

親に3本の足場パイプとジョイント!それとウインチを借りてきてもらった

休みを利用し確認しながら・・・ひとつひとつ外して行く
足回りを分離し・・・エンジンを吊りながらフレームから外して行く
 ”エンジンが離れた”
エンジンを吊り上げ・・・車を人力で移動させる一人での作業だ

 『やっと・・・離脱OK!!』

ここまでで・・・ひと苦労!!(汗だく)

っとは言っても・・・現代の車とは違いエアコンや排ガス対策のパーツが
山ほど付いている訳ではなく
シンプルなので!解り易いと言えばそうである

その部分だけ外し
メタルを打ち直してもらい(1万円もしなかったような。。。)
短時間で部品が返ってきた


それから・・・また!せっせっと逆の作業に入る
ジャッキUPして車の下にもぐり込む日々が続いた

途中・・・いくつかの失敗をしながら
何とか!?走るようになったが・・・
完成して!喜びのあまり皆で走りに行ったら・・・”オイル漏れ”
オイルは用意してたので!継ぎ足し継ぎ足しで問題はなかったが・・・


漸く問題はなくなっていたが・・・精神的に疲れていた
”いや!達成感が満足に変わり”

  ”普通に乗りたい”

っと・・・何時しか!?乗り換えを考える様になっていた


伊勢原にあるショップで今まで集めたコレクションっと一緒に
引き取ってくれることになり売ってしまった


その前!最後に皆で走り行った
真鶴旧道では・・・”目の前に!カードレールを拝み”
椿ラインでは・・・”快適にタックイン
糸も簡単に!アクセルのオンオフだけで車の方向を変えられる”ミニ”

 ”流石!モンテカルロラリーで優勝しただけの事はある
          本当にすばらしい車であった
       その生みの親!偉大なるサー・アレック・イシゴニスに敬礼”


一時期だが大切にしていたコレクションは・・・
レスレストンのハンドル・スミスのタコメーター・スミスの懐中時計
レイヨットミラー・ルーカスのシール等
今では手に入らないかも!?しれない代物だった


一年ちょっとの所有で半年眠っていたダウントン!

        今!何処で走ってるのだろうか?・・・ダウントン!

                     また!会えたらいいね!乗れたら・・・