三台目！”走り屋”への道
”走り屋”達とそれを見学するギャラリーで賑わっていた
周りも続々と”走り屋道”へ入門していく
車好きだった親父の血を引き
小さい頃から田舎の兄ちゃんの横に乗せてもらって
子供ながらに日曜日になるとテレビのＦ1中継を食い入るように見ていた
もともと！車好きである奴がその影響を受けない訳がなかった
”発病してしまった！”
以前から欲しい車は決まっていた
会社で通勤で使う車種は決られていた為通勤から僚に入ることにした
会社の駐車場には止められないので”外に借りることにした
それらの問題を解決し
事故った車が全損扱いになり車両保険が下りる事になったので
丁度その時にその車を藤沢町田街道沿いのトヨタディーラーで見つけたので
修理見積もりを依頼してた修理工場で引っ張ってきて貰い買うことが出来た
それが！”トヨタ スターレット（ＫＰ６１）Ｓ ２枚ドアのガンメタ”であった
もちろん！その頃にはすでに人気の高かったＡＥ８６もあり
パワーの勝るターボ！全盛期であった為
ＦＦ傾向が強くはなっていたがＦＲもまだ残っていて
多種多様に選べた時代でもあった
その中で･･･
初代はラリーで優勝した車とは言え
時代の流れで非力となったエンジンを積む車を選んぶとは
不思議に思われるかもしれない
･･･が！そのコンパクトなハッチバックスタイルが好きだった！
ひかれる程カッコ良かった！
喜びのあまり･･･納車してすぐに悪友にお披露目に行った
悪『･･･何で！スターレット買うの～！？』
オ『学校の時話してたじゃん！スターレットがイイって･･･』
悪『買ったの！オレの方が先じゃん！？』
オ『え～～～っ！？買ったの～～～～ぉ！！』
カブってしまったらしい。。。
買った車は改造中で
足回りからエンジンまでプロダクション仕様で
エンジンは４ＡＧを載せているらしく
しばらく足がなくて！会いに行けなかったのがいけなかった
当時は携帯など無い有線電話時代
頻繁に連絡が出来なかったのだからしょうがない
『まぁ～ 色も白のＤＸだし！中身も違うのだからいいじゃん！』
っと笑って誤魔化した
ボーナスが入り
それを全部注ぎ込むべくカーショップに出向いた
そこで！
アルパインの1ＤＩＮコンポ・ＴＲＤ固定型バケットシート・シュロスの４点ベルト
４点式ロールバー・コニーショックと強化サス・ＴＲＤのステアリング
ＴＯＭＳホイールにダンロップタイヤ
あと、車がロールすると息継ぎすると言うことだったのでキャブを対策した
で！リアガラスには”ＦＥＴ極東”っと自作のシールを張って
とりあえず･･･車の形は出来た
が・・・走りが”ショボかった！！
ある時･･･
仲間うち対決の話になり
誰の弟子が速いか？などと言う遊びになり
ある奴の弟子の８６と悪友の弟子であるオレ？が対決する
ッと言う勝手な話が出来上がり
”夜の箱根”国１”上り対決が現実になった
その日は雨が降り路面は濡れていた
”引き離されたら８６のパワーに付いて行けない！”
っと思ったオレは先行を選び
箱根湯元の駅前を通り抜け温泉街を駆け上がって行く
すでに相手は臨戦体制！テールに張り付いくる
大きなヘッドライトをまざまざとバックミラーに見せられていた
何故か？冷静になれない･･･アガッてしまっている自分が居た
それは良くない！それを落ち着かせようとするが･･･
橋を越え旅館のあるカーブに差し掛かった時・・・リアが急に滑った
必死にカウンターを当て！おつりが返ってきてもそれに対応して
フラフラになりながら･･･何とか！？立ち直った
『・・・・』（汗）
グリップ走行しか！したこと無い”走り”であった為
それが動揺となり”怖さ”に変わってしまった
”もう！終わりである！！”
結局！みんなから”遅い！！”っと言うレッテルが貼られた
それからサスをサンダーで切り車高を落してみたり
色々！走り込んでみたが･･･
”全くダメで･･･”
”遅い自分を知り”
転職により仕事も忙しくなって
休みも平日に変わった為
いつしか！？この世界から遠ざかってしまった
今！思えば･･･金は無かったが”ノンスリ”だけは入れ置くべきだったと後悔してる
