nostalgic-showa’s blog

ノスタルジックの世界へ

続!三台目のバイクw

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この頃のバイク乗りは良かったと思う
楽しみ方を知っていたと言うか!?
すべてのバイク乗りがみんな!”一緒の仲間”だと持っていたのだと思う
そう言う意識を少なからず持っていたと思う
その証拠にスレ違うバイク同士!”ピースサイン”を贈っていたからだ
もちろん!原チャリでサインを出しても・・・相手が大型であろうがそれが返ってきた
自己主張であれ!カッコつけであれ!
それが今は無き共通の”挨拶”(礼儀)だった

この頃だったか・・・角川映画汚れた英雄”が上映された
当時!ヤマハのレーサーだった平忠彦が影武者となり
熱いバトルが展開されていたレースシーンを見て強い憧れを持った
最近・・・あの音楽を聴き!メラメラと燃えたいと思っている

海外ではホンダのフレディースペンサーが登場し
圧倒的な速さで旋風を巻き起こしそれが話題となっていた
それからレプリカヘルメットが街中に・・・
”マモラ乗り”も真似した奴がいた



ARは・・・
排気量に合わない重いワイドタイヤを履いたことに後悔しながら
フロントホークを修理し乗っていた


高校3年の秋
これから就職活動に入っていく頃だった

江ノ島の近くのファーストフードでバイトしていた
そのバイトの帰りにバイト仲間が
”もう一人が電車で来ていて一緒に帰りたいから”と
ヘルメットを被っていたオレに!貸してくれないかと頼んできた
同じ方角でなので”しょうがないな!”っと思いつつ
『いいよ!』と返事をしヘルメットを貸して一緒に帰る事となった

その日は小雨が降っていた

いつもの裏道を抜け
藤沢と江ノ島へ結ぶ県道に出た
信号を曲がり一段と強くなってきた雨の中を加速して行く

目や顔全体に雨が打ちつける

それでもスピードを妥協せず
顔を上下にしながらその中を走って行った


フッ!と顔を上げると・・・

          ”ストップランプが赤く光る”

次の瞬間!!


 『・・・・・』


空を舞うような感覚をもったと思ったら・・・道路に倒れていた

目の前には車の車輪が見え
一緒に走っていた奴だと思うが『大丈夫ですか?』っと言ってるような感じがする
夢ではなさそうだ 

”事故ってしまったのか!?”っと現実に導かれるかのよう少しづつ蘇生していった


救急車が来るまで動かずにジッと待っていた

救急車に乗せられ!ある病院では服を破かれただけ
ある病院ではレントゲンだけ取りそれで終わり!結局・・・病院をタライ回しにされ
たどり着いたところは以前に運ばれた所だった



治療を受け暗いベットにいた

両腕にはギプスをはめられ
左足の膝下には鉄串が通されそこに錘が吊らされていてその足を引っ張っていた
両手首骨折と大腿部骨折
しばらく寝たきりの重傷であった


事故の内容はこんな感じだ

県道から左折して路地に曲がろうとした車の後ろに2台の車がいて
その最後尾の車に5~60キロのスピードを出したまま
何することなくNOブレーキングで衝突(その衝撃で両腕は潰れのであろう)
その勢いで10m程跳ね上がったらしいが
その車のリヤガラスを割り曲がろうとした車のリヤガラスも割り(足が当たったであろう)
その車とガードレールの間!1mも無い場所に落ちたと言うもの

ヘルメットを被ってなかったのにも係わらず
それ以外!頭も体すら打っていなかった
打ち所が悪ければ間違いなく死に至っていたであろう
・・・本当に!軌跡であった