nostalgic-showa’s blog

ノスタルジックの世界へ

4代目 ”エンスーの道”

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この頃はスピードで捕まり免停になったり
仕事と年上の彼女に飲めり込んでいた
”走る”ことなどどっかにおいて
単純なドライブだったり遠出だったりした

この時期・・・車に対して宙ぶらりんだったが
たま~に車雑誌などは見ていた
それも外車が多かったか?

『この次は・・・外車でも乗りて~なぁ!?』

高値の花だったが・・・
白だったり赤だったりのアウディクワトロのフルエアロ!カッコいい!!
昔・・・”フットルース”を見た影響なのか?ビートルが・・・
その中でも’60年代のお椀型の出っ張ったライトとスプリットウインドーが良かったり
カルマンギャのオープンがいいな~ぁ!
っと・・・いろいろだった

そんな時だった
会社の一級建築士の方が車好きでよく車の話をしていた
その方はホンダも愛する英車好きだった
そして幼い頃からの念願だった”ケータハムスーパーセブン BDR”
をつい最近買った!っと言うことだった

サーキットの狼””スーパーカーブーム”世代であるオレ自身
ロータスは好きだったが”セブン”はその存在くらいしか知らなかった

話の流れで・・・
その人が設計した諏訪の家を見に行くこととなり
セブンで出掛けることとなった


  サイドから号音を奏でるエキゾースト
 
     地を這うようなポジショニング
 
        風を切る感覚と単車の様な加速スピード 

 『この車は!一体なんなんだ~~~ぁ!?』

”英車”って。。。
・・・かつて無かった感覚を味わい
その魅力の虜になっていく

そのお方はもう一台”ローバーミニ”を所有していた

いろいろ調べて行くうちに
”手の届く外車”ミニに次第に惹かれていった

その中でも・・・
近代的な装いと違う”顔”のMk-1が可愛いく思えてきた

丁度その頃
雑誌を見ていたら世田谷にある○IBUでMK-1仕様を売っていたので
見に行ったりしてみた

だが・・・

やはり!”本物!”がいい・・・
古さや味わいの出ている車がいい!!

その時代のものは無いか?っと探していたら
橋本五差路(相模原)の近くにあるそれはショップにあった
今は無き!○ーロピアンエースである

それが・・・ ”モーリス・ミニ・マイナー”である

その車は・・・
車両置場に置かれ不動の状態であった
その薄れたモスグリーンのボディを再塗装し動く様にして販売するもので
新規3年車検が付くものであった

何とか!?手の届く金額・・・
その古びた味わいに感銘し決意するのだった

納車までは数ヶ月かかったであろう
再塗装の際!エンジンを下ろすっと言うことだったので
休みを利用し塗料を持参し塗りに行ったり
進み具合を見に行って心待ちにしていた

スターレットは姉貴夫婦に売り付けいた


納車日。。。

ついにその時が来た

日が暮れた中!説明を受けた
装備は至ってシンプルな為短時間でそれは終った

ノブのボッチを押しドアを開ける
体をシートにすべり込ませ腰を下ろす
その小さいボディーと裏腹に室内は意外に広い
『流石!体の大きな外人が乗るだけある』っと関心しながら
普通より立っているウインドーから外を見回す
手の届きそうな位置に車の先端があるような感じだ
今では考えられない車のセンターに位置する鍵穴にキーを差し込む
それを右に捻るとONになる
ONにするとタンクからガソリンを送る電磁ポンプが動き始めた
しかし、キーのところにはスタータが無い
フロアに設けられたボタンがスタータースイッチである
それを押すとセルモーターが回りプラグに火が入った
・・・けして安定しているとは思えず
その様は!老人が息をしてる様にアイドリングを繰り返していた

 『お~っ!この感じ!!』

必要な装備しかなくラジオもついてないその勇姿に感動していた

入り憎いギヤを1速に入れる
そしてクラッチをゆっくりとつなぎ恐る恐る走りだした
それほど回転を上げずに労わりながら2速へ

”操作的には古さを感じるが・・走りは普通だった!”

車と人間のナラシも兼ね
暗闇の中ゆっくり家へ

 
次の日
雨が降り。。。天気は悪かったが
納車された車を放っておく筈がなく
試乗ドライブに出掛けた

R246を西へ

愛甲石田を過ぎたくらいだろうか?
床の方で”水”らしき音が”チャプ!チャプ!”言ってる
信号待ちの時!そこを見ると

何と!!”水溜り”出来ていたぁ!!

ホームセンターでコーキングを買い簡易に修理をしたが止まらない
”これを直すのは難しそう!”っと思い引き返した

後々、調べたら・・・
引き違い窓レール部分が腐ってたのと
リヤのタイヤハウスが腐っていた

そのクレームを言い修理してもらった